インドではカンタキルト（kantha quilt）と呼ばれ、サンスクリット語で「BORO（くず布）」を指す言葉。
500年前にも古くから伝わる伝統工芸です。
古い布には邪悪なものを遠ざける力があると信じられ、布を粗末にせず大切に扱う風習が身近なお守りのように扱われてきました。

外に出ることが少ない農村の女性たちが、家庭で集めた布をはぎ合わせ1枚のキルトに仕立てのが始まりでした。
1枚仕上げるのに数か月と膨大な時間をかけて仕上げたキルトは、世界でたった一つしかない温かみのある布を生み出しました。
ただ一心に家族へ健康としあわせを願い、想いを込めて作った暮らしの中から生まれた布です。